Node.js(ノード ジェイエス)は、JavaScript(Web ページに動きを付けるプログラムの言葉)を、ブラウザの外、つまり自分のパソコンの上で動かすための道具です。Web アプリを作るときに使う多くの道具が Node.js の上で動くので、AI エージェントに Web アプリを作ってもらうときにも、先に入れておくと止まりにくくなります。
Node.js には npm(エヌピーエム)という道具が付いてきます。npm は、ほかの人が作ったプログラムの部品を取ってきて入れるための命令です。
この記事では、公式サイトから Node.js を入れ、入ったことを確かめるところまで進めます。
どの版を入れるか
Node.js の公式サイト(https://nodejs.org/ja)のダウンロードのページには、版がいくつか並んでいます。2026年10月9日に確認した時点では、LTS として v24.21.0 が一番上に出ていて、v22.23.3 も LTS の版として載っていました。最新の機能を入れた Current の版として v26.11.1 も出ていました。番号は新しい版が出るたびに変わります。
LTS は Long Term Support の略で、長いあいだ修正や安全のための更新が続けられる版です。迷ったら、LTS と書かれた版のうち、新しいほうを選びます。Current の版は新しい機能が早く入る代わりに、更新が続く期間が短いので、練習や普段の開発には LTS を使います。
Windows の場合
- ブラウザで https://nodejs.org/ja/download を開きます
- 版は LTS を選び、OS に Windows を選びます。Windows 用のインストーラーのファイルをダウンロードします
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開きます
- 画面の指示に沿って「Next」(次へ)を押して進めます。途中で使用許諾(ライセンス)への同意を求められたら、読んだうえで同意に印を付けます。そのほかの項目は、変えずに進めてかまいません
- 最後に「Finish」(完了)を押します
- ターミナルや VS Code を開いていた場合は、一度閉じて開き直します
開き直す理由は、ターミナルは起動した時点の設定を覚えていて、そのあとに入れた Node.js の場所を知らないからです。
Mac の場合
- ブラウザで https://nodejs.org/ja/download を開きます
- 版は LTS を選び、OS に macOS を選びます。Mac 用のインストーラーのファイルをダウンロードします。Mac の CPU の種類(Apple のチップか Intel か)を選ぶ項目が出たら、画面左上のりんごマークから「このMacについて」を開いて、チップの欄に出ている名前に合わせます
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開きます
- 画面の指示に沿って「続ける」を押して進めます。使用許諾の画面では「同意する」を選びます。インストール先は、変えずに進めてかまいません
- パソコンのパスワードを聞かれたら、自分の Mac のログインパスワードを入力します
- 「インストールが完了しました」と出たら「閉じる」を押します
- ターミナルや VS Code を開いていた場合は、一度閉じて開き直します
入ったことを確かめる
ターミナルを開いて、次の2行を1行ずつ打ち、Enter を押します。Windows では PowerShell を、Mac では「ターミナル」のアプリを使います。VS Code の中のターミナルでもかまいません。
node -v
npm -v
node -v は Node.js の版の番号を出す命令で、-v は version(版)の頭文字です。npm -v は npm の版の番号を出します。それぞれ、次のように数字が出れば入っています。
v24.21.0
11.11.0
数字は入れた時期によって違います。Node.js の番号は v で始まり、npm の番号は v が付きません。どちらも番号が出れば成功です。
うまくいかないとき
「認識されません」「command not found」と出る
Windows では「node : 用語 'node' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されません」のような文が出ます。Mac では zsh: command not found: node と出ます。どちらも、ターミナルが node という命令の場所を見つけられていないという意味です。
次の順に試します。
- 開いているターミナルと VS Code を全部閉じて、開き直します。入れる前から開いていたターミナルは、入れたあとの場所を知らないためです
- それでも出るときは、パソコンを再起動します
- それでも出るときは、インストーラーがすべて最後まで終わったかを確かめます。途中で止めていた場合は、もう一度インストーラーを開いて、最後まで進めます
Windows で PowerShell が「スクリプトの実行が無効」と出す
npm -v を打ったときに、「このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル … を読み込むことができません」のような文が出ることがあります。Windows の初期設定で、PowerShell が npm の起動用ファイルを動かすのを止めているためです。
自分のユーザーだけに限って許可するには、PowerShell で次の1行を打ちます。
Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser -ExecutionPolicy RemoteSigned
Set-ExecutionPolicy は、スクリプトを動かしてよい条件を決める命令です。-Scope CurrentUser は今のユーザーだけに適用する指定、-ExecutionPolicy RemoteSigned は、自分のパソコンで作ったスクリプトは動かし、インターネットから取ってきたものは署名がある場合だけ動かす、という条件です。確認の文が出たら、内容を読んで Y を入力します。
古い版が表示される
node -v を打って、入れた版より古い番号が出ることがあります。以前に別の方法で Node.js を入れていて、そちらが先に見つかっていることが考えられます。ターミナルを開き直しても同じなら、古いほうをアンインストールしてから、公式サイトの版を入れ直します。Windows は「設定」の「アプリ」から、Mac は入れたときの方法に合わせて取り除きます。
会社や学校のパソコンで入れられない
管理者のパスワードを求められて入力できないときは、そのパソコンの管理者に相談します。自分で管理していないパソコンには、入れる権限がないことがあります。
参考にした資料
- Node.js「ダウンロード」(LTS と Current の版の一覧): https://nodejs.org/ja/download
- Node.js 公式サイト: https://nodejs.org/ja